2010-01-01から1年間の記事一覧

医学でできること。

ドクターは薬を増やさない、と。 波はかぶるしかないのだ、と。 心の風邪は思いのほか重傷で、 デッドラインに近い量の服薬で日々を凌ぐ。 社会的には入院せずに済んでいるのだから、 医学でできることは他にないんだろう。 冬の海に向かって立ち、私はその…

間違っていない?

ずっとずっと25年も変わらないのは音楽。 私の中で響くのは弦楽器の残響音。 男が変わろうが、白髪が増えようが、どこに住もうが、 好きなのは変わらない。 おそらく此岸で最期の呼吸まで。 愛してるって表現は間違っていないかな?

酷い低血圧で、起きあがれないまま考える。 さっきまでネットでサンタの位置を追いかけていた4歳次男坊。 彼へサンタクロースの【預かりモノ】を、どう届けるか?

ゆっくりと大切に育てた樹は、 ふとした行き違いで枯れてしまった。 男と女なんて、そんなもの。 それでも、たぶん愛していたのだ。 再び健やかに芽吹く樹を夢に見て。 さっき駐輪場で突然わかった。 過去は過去の中にしかないことを。

人間関係は濃すぎると鬱陶しいときもある。 でも、睡眠薬を10日分飲んだとき、 その鬱陶しさが、重さが、 私を此岸に結びつけていてくれた。 彼岸にいる友人は、まだ来るな!と怒った。

終わりが来て、始めて知る。 前から判っていたとしても。 何をしても戻せない決意と知っていても。 あなたが私にとってどんなに大切だったかを知る。

15の時から音楽仲間だった、 5年前に年をとらなくなった友達。 今回は 体の傷と、 心の傷の 痛みに悲鳴を上げながらステージに乗る。 客席を見渡せば2階席のいつもの場所に 「大丈夫。ココにいるよ。」 と微笑んでいた。

演奏会で受け取った優しさと、 2度と同じメンバーで演奏できない喪失感。 どんな慰めも25年を消すことはできない。 思い出すのは笑顔ばかり。

演奏会はいつも生き物。一瞬の命。 その日の天候、お客さま、そして演奏者で 別の顔になって始まり、そして終わる。 リハーサルは最期へ向けての序奏。

何十回演奏会をしても、 舞台上手で待機の緊張感が好き。 これからの瞬間に作り出すモノは、 音楽だから、その瞬間から壊れ出す。 演奏者も聴衆もその場での一期一会。 Con Grazia(第4回演奏会)2010/11/28(日) 13:30開場 14:00開演 軽井沢大賀ホール

魂の安らかなことを祈りながら

大切な人のたいせつなひとが彼岸に旅立たれ、 どんな言葉をもってしても、 なんの力も持たないことに情けなく、わたしには祈りしか残されていない。合掌

売上げが上がらないことよりも、 健康になろうとする方の心に 私達の声が届かないことが悲しい、 そして発信する書き手として恥ずかしいのだ。

家を出て実父の元で暮らす長男と 私と彼を養子にしている夫3人で一年ぶりの再会。淡々とした会話。でも、 何が前と違うのか解った。 男同士の会話になったんだ。

良い夫婦の日にしたことは、次男坊のアトピー治療に 夫婦で連係して仕事をすり合わせて医者に連れて行ったこと。 そして家族揃って夕食をたべたこと。お酒も映画もプレゼントもなかったけど、こういうもの、かな。

東京から高崎まで練習に行って、 来週は軽井沢で演奏会。人前に出るのが辛い「心の風邪」を、 私の出す音込みで受け止めてくれる場所。

いつまでも変わらないのだと思っていた。 音楽仲間だから。もう四半世紀以上。でもそれぞれの人生の中で変わっていたことに ある日突然気づくこともある。 だって四半世紀の時間だもの。

恋愛は成就したら、あとは「愛」に変わるか「慣れ」になる。歳を重ねて理解しているから 成就しない二次元に遊んで脳内恋愛中。 少しは女性ホルモン活性化させなくちゃ♪

何故止まっていたんだろう?そうか、深呼吸しないで 浅い息だけで窒息しそうだったんだ。 (9ヶ月ぶりに再開)

本当の新年が来た。 「初春のお慶び」はこの季節から始まるのだ。 生活に沿ったカレンダーならば。

11枚目よりも、 1枚目のカレンダーを破くのが焦るのは何故だろう。

あのころの幸せによく似たシーンだった。 次男坊と、私達、そして祖父母でお食事会。 何もかも、名前まで捨てたくて居なくなった長男の、 10年前の笑顔もこうだった。

ときどき、空っぽになってみたくなるが、 やり方を忘れてしまった。

愛情のこもった仕事と、 愛情を持って仕事することは、 同じかと思っていたが、全然違う。

一人でいることと、独りでいることと、 一人で居たいことと、独りで居たいこととの差は 果てしなく大きい。