2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

故郷を出たあの日から、ずっと旅をしている。 帰らないと決めた旅をしている。 小さなベランダで植物を育てるのは、 一生根付くことのない寂しさへの代償行為。

そうだ、帰る場所などないのだ。 誰かの港や、誰かの思い出にはなっても。 巣を作りたがるのは、ほんとうは住むところなど無いから。

明日の朝、ミサイルを心配しないでご飯を食べられる。 息子が学校の帰りに、ゲリラにさらわれることを心配しなくていい。 ただそれだけのことが。

譜面に書かれているのは、記号の羅列に過ぎない。 ただの印刷物でしかない。 (ときどき裏側が息子のお絵かき用紙になったりする:資源有効利用) これを楽器や歌声でで再現したとき、それは音楽だ。 魂の入った演奏なら、人生そのもの。 音楽を譜面から生き…

あれから何ヶ月も何ヶ月も経って 苦しくはなくなった、時間は偉大。 寂しさが残って、失望を得た。 そして知った。 時間が解決できないこと。 消えない、「好き」ってこと。

今ベランダで、ミニトマトが青い実をつけている。 食べ残したネギの根を鉢に植えたら、 新しい芽がドンドン伸びている。 日本の食糧自給率は、とても危ない。 せめてこの1.3×2.5mのベランダで 自給率アップに貢献しようか?

息子に母さんと居たくない、と言われた。 いつかは巣立つのだし、 今は反抗期なのだし、 私にだって身に覚えがある。 でもね、私は最後まで直接親に言わなかった。 そして20才になって、ある日突然決行したの。 家を出たよ。 言うなら、そのくらいの覚悟をも…

ああ、こころが疲れているんだなあ。 ふと見上げたら桜という桜は青葉になって この街に影を落としている。 今日まで気がつかないなんて、 ココロは何日眠っていたんだろう?

でも、問われるのは「どう生きたか?」だ。 カンタンだから選ばないよ。

そうすれば、息子は人間らしくなるかしら? 冷たくて感情の動きの少なさや 他者への思いやりの欠如が、少しはマシになるかしら? 生かされているという感謝の気持ち、 人間とは一人では生きられないものだという真理を知るかしら? 私は普通の家族が欲しいだ…

私の場合、音楽で、 時には、書くことだったりする。 でも 命の力が弱くなっているときは 書くことが出来ないので、 聴くことで、命をつなぎ止める。

次に食べるときに、前の食べた跡が残っていたらイヤだからか? (イヤじゃなければそのままでもいい?) それとも衛生のためにそうするの? 生活って考えずに『とにかくやる』ことばっかりだ。