ながい夏休みの終わりがやってくる。 ラジオ体操に行きました。 プールにも通いました。 宿題も終わりました。 それに、弁当作りから解放されるんだ！

俗な言葉で片付けたくはない。 笑顔が見たいと思う、ほんとにそれだけでいい。 ほかには、欲がわかない不思議な恋。

暑い。 家族のために フライパンにいっぱいの野菜を炒めながら 背中にいっぱいの汗をかきながら いつも涼しげなあの人のことを思い出したりもする。

暑苦しい。 一度は愛した人を、そう思う。 申し訳ないと思いつつ、 涼しい横顔がよぎる 午前２時。

8月15日。 日本が戦争に負けたことを認めた日。 この国は負けたのだ、 何十万ものひとの命を礫のようにまき散らした後で。 それを忘れてはいけない。

そうか、暫く会う機会はないのだと 洗濯物を畳みながら あのひとの横顔おもいだしている。 なんとはないことなのだけれど。

自分の産まれ日にあれこれと考えていたら、 ２年近くも不思議に思っていたことに気づいてしまった。 そうか、 わたし、恋をしているんだ。