2013-01-01から1年間の記事一覧
その人は私を見ているのだろうか。 妻でなく母でなく、女の私をみているのだろうか。 返歌を求める結び文を書いてしまった。
ほんとはやらなきゃいけないんだけどな、 新しい歳神さまを迎えるしたく。 ちょっと塞ぎの虫が取り憑いていて この年の瀬にめんどくさい自分と話してる。
「押し売りに来ました」同梱した手紙にはそう書いた。 私の好きな歌手の唄ばかり全部で50曲あったのだから。 30年ものあいだ 宝物にしてきた曲も贈った。
みんなで座るとき するりととなりに座った。 いつもは電話だけだから 逢えるタイミングはいちばんちかくに。
ことしもサンタクロースにお願いする季節。 なにを選ぶかそれとなく誘導している自分を やっぱり胡散臭い大人だと思う。 でも7才の次男は本気でどれにするか迷っている。
0才からずっと、真摯にクリスマスを祝ってきた。 信ずる宗教なのではないけれど その美しさにずっとゆだねてきた年月。 次男には解るだろうか 小学校ではね、クリスマスはお祝いしないんだよ。
久しぶりに見た。 自分とは何の関係もなく何の利益も無いのに ただ心配をする真剣なまなざしに。 まだ、その熱さから離れられない。
演奏会が終わってしまえば もう次はいつ会えるのかわからない。 あなたはたしかに存在しているのに。 ほそいほそいほそい糸でしか つながっていないのだと、気づいて、 ココロが痛む
自分では御せない波を抱えていて、 ときおりそれは私を飲み込む。 海面に顔を出せる日が来ると経験上わかっていても 落ちて行く自分を見るのは怖い。
あのタオルは大のお気に入りで 演奏会のためにと持参したのだけれど 真剣に楽器の心配をしている瞳を見ていたら 思わず駆け戻って、そして差し出していた。 私の気持ちを差し出したのよ。
16のとき「本番」というステージに乗った。 それからずっと何回経験しただろう? 今でもステージ袖の高揚した緊張感がたまらなく好き。
記憶のある限り、野沢菜を洗う日。 一冬分の野沢菜を1日かけて洗うのだ。 水は切れるほど冷たく、 半腰は痺れるほど辛い。 母は、わたしが手伝わなくなって四半世紀、 同じように洗っているのだろうか。
15のときから続けている音楽は もう呼吸のようなものだけれど、 それがこんなに楽しいものだと あなたは教えてくれた。 30年分の自分がいてよかった。 ほんとうのありがとうを伝えたい。
1111でポッキーの日。 そういえばあのお菓子が大人びて見えた日もあったっけ。
追い込みの練習をするべきだと判ってる。 でも譜面を見ていると あなたが励ましてくれたフレーズだけ 繰り返して弾いている。
演奏会の衣装で悩むのは普通の主婦ではない。 でもわたしにはその自由がある。 今できる精一杯を ステージに乗せるのは音だけじゃない。 他人に見られる自分をも。
息子が志望大学に合格した。 自分で選んだ道を歩き始めたのだから、 わたしが守らなければならなかった 5才の君は居ないね。 独りで飛んでごらん。
病気のせいなのか 元からの性格か どっちがどっちだかわからないけれど、 自省無限ループに落ちて行く自分が見える。 見えていても止めるもうひとりの私は動けない。
もう、何千回も自分に聞いてみた。 もう、何千回も打ち消してみた。 存在を認めても哀しいだけだと知っているから。 でも打ち消しの言葉の力をはねのけて わたしを静かに締め付ける、恋。
かけっこは1番だった。 ダンスも玉入れもちゃんとできた。 いつのまに、こんなに大きくなっちゃったんだろう?
毎日の練習で疲れきってしまう次男は ごはんを食べながら眠っている。 絵日記が終わっていないのに。 運動会が、もうすぐやってくる。
わたしは11才で朝早く 産院の待合室でテレビを見ていた。 母のつぎに出会った家族はわたし。 小さくて赤くてしわしわ。 自分が15年後に同じことをするなんて 思いもしなかった。
私の抱えている病気は そこそこに難敵で、 もう5年近くになる。今日も危ない自分を すり抜けるように生きている。
いつも買っている米農家さんからメールが来た。 「新米の予約を始めます」 こんなふうに季節を感じることもあるんだな。
わたしが故郷を捨てて自由に羽ばたいたように 君も好きにすればいい。 君の未来だからね。 ただし、覚悟だけはするように、 自由とは勝ち取るものだということ。
会うことも無ければ 話すことも無いけれど そして約束とは単なるスケジュールのことだけど あの人に会える日を数えている。
譜面を挟んでそちらとこちらがわにいる。 それは同じようで違う。 違うようで、でも同じ。 時間の共有それで幸せ、たぶん充分に。
だれも家に居ない午後、 そっと楽器を手に取ってみる。 次の練習に 褒められたくて。
この下町のあたりでは 地震を想定した避難訓練は本気だ。 こんな日に思う。 地域との縁があるって、それだけで地震対策だな。
ながい夏休みの終わりがやってくる。 ラジオ体操に行きました。 プールにも通いました。 宿題も終わりました。 それに、弁当作りから解放されるんだ!