深呼吸する言葉・内省

何故止まっていたんだろう?そうか、深呼吸しないで 浅い息だけで窒息しそうだったんだ。 (9ヶ月ぶりに再開)

ときどき、空っぽになってみたくなるが、 やり方を忘れてしまった。

いっそこの命を投げ出したなら、 君が帰ってくるかと思う夕べ。 でもそれはしちゃいけない、と、 理性が話しかける。 当てつけのように死んだら、苦しむ人の数を数えながら。

考える、眠る、考える、眠る。 死にたくなって、また眠る。 それを許してくれる家族の重みを思う。 命をかけて産んだ子が私を貶めても、 今、そばにいる「家族」が私の命綱。

なにも、なあんにも、ひとつも、 心配したり、義務を果たしたりしないで、 退屈になって、片付けでもやってみようかなと思うくらい、 私は一人になりたい。せめて3日でいい。

ちょっとハードな有酸素運動で、滝汗を流してみた。 時にはこんな風に物理的に頭を空っぽにする、 それも『休む』ことになるのかもしれない。

できるかもしれない。 できないかもしれない。 それはそれとして、リングに上がらねば。

何がしたいのだろう? 何が書きたいのだろう? この頃やっと、夢が形を表してきた。さだまさし かささぎこの歌を越える、または思い起こすような、 一つの物語を創りあげたいのだ。

どうにもならないことに、足を取られる日は、 ホントは寝転んで過ごすべきなんだ。

些細な言葉で、崩れてしまう。 頭でっかちの積み木細工みたいな、ココロを抱えて生きている。 それでも朝は来る。 逃げ場はないから、前に進むしかない。

あの日から旅を続けている気がする。 故郷の駅から飛び乗った特急が、浅間山を過ぎるとき。 もう21年も経ったのに、 雪の白さと噴煙のグレーを思い出す度、 私は旅をしてる途中だと。

シャネルは仕事を持つ女性に活動的な服と意識の徹底的な変革、つまり革命を起こした。 大きな感銘を受けたのだが、 仕事をしている私が躊躇無く買えたのは、シャネルのマニキュア1本だった。 彼女と自分の違いの象徴だ。

私を知っている(つもりの)人は、 わたしがここでどんな言葉を連ねているか知らない。 寂しいと同時に、この場所がないと困る。

カウンセリングを希望してみたら、 今はその時期ではない、とドクター。 心が元気を取り戻さないと、カウンセリングは毒になるらしい。

生きていくのに 必要なコトは教えた、と思う。 米も研げるし、目玉焼きもできる。 風呂も洗えるし、洗濯もできる。 これが野生動物だったら、「群れからの放逐」時期なんだろう。

思春期の葛藤は、自分の中のマグマの噴出だ。 だから誰でも同じく通過儀礼。 逃げるところがあったから、葛藤するのが怖くて逃げた。 そんな息子に腹を立てている。

何が哀しいかといえば、特にない。 故郷の山は色づく、毎年同じように。 雪が降り、銀世界が、緩んで陽炎になって春が来る。 根っこ「Home」はちゃんとそこにある。 帰る家「House」が無くなっただけだ。

もういいよ、 がんばらなくてイイよ、 横になって、眠って構わないんだよ。 どれだけその言葉を渇望していることか? でも、私がワタシに言ってあげるしか道はない。

コントロールの利かない、 スピードの調節もできない、 でも止まることもできない、 私という、乗り物。

誰かと話すのが辛い日は、 一日中本を読んでいたって良いじゃないか。 有給休暇はそのためにあるんだよね?

人間が好きでなきゃ、音楽なんかやってません。 作曲する人間と演奏する人間と聴く人間、 最低でもその3者がいるから、音楽がある。

努力して、妥協もして、意地も通して。 精一杯やったとしても、未来の構図は予測不能。

ワガママを言われて、嬉しいときもある。 我が儘されて、キレたくなるときもある。

がんばれって、言わないように周りが気を遣う。 仕事より自分の核を守れ、と上司が言ってくれる。 それでも、がんばらないでいるのは難事業だ。

ケータイの中の数行の言葉、 送信ボタンを押して、 お終い。 言葉と同じ強さで、殴りたかった。 私のココロを斬りつけたお返しに。

このまま変わらないよね。 そう約束したそのときに、 もう変わっていたのだと、 気づくまでに時間がかかった。 まだ、青いんだな。

「ポジティブじゃなきゃ!」なんて言う人は、 自分の中の闇すら知らない。 そんなのは、ただの間抜けだ。

故郷を出たあの日から、ずっと旅をしている。 帰らないと決めた旅をしている。 小さなベランダで植物を育てるのは、 一生根付くことのない寂しさへの代償行為。

そうだ、帰る場所などないのだ。 誰かの港や、誰かの思い出にはなっても。 巣を作りたがるのは、ほんとうは住むところなど無いから。

書くことなのか、 弾くことなのか、 その両方なのか、 私の中にある、外に出たがっている何か。 そいつが暴発する前に方法を見つけなきゃ。 手なずけるのは無理って、解ったから。