深呼吸する言葉・一年でいちばん近い『月』によせて2
ことしいちばんに、明るい月の、その向こうから
ふたご座の大流星群がやってくる。
月の明るさで流星群はほとんど見えない、
でも。
かれらが互いの存在を知っているわけでもなければ、
見られることを意識も期待もしていないのだ。
どこかしら
けして届かない愛に似ていると。
それもまた知らぬ事。
ことしいちばんに、明るい月の、その向こうから
ふたご座の大流星群がやってくる。
月の明るさで流星群はほとんど見えない、
でも。
かれらが互いの存在を知っているわけでもなければ、
見られることを意識も期待もしていないのだ。
どこかしら
けして届かない愛に似ていると。
それもまた知らぬ事。