深呼吸する言葉・愛情とマニュアルについての考察(妊婦受け入れ拒否に関して)

次男を笑顔で取り上げてくれたドクターが
悲痛な顔で新聞に載っている。

愛にあふれた、小規模だけど安心な病院だった。
花にあふれ、個室はセンス良く、ちょっとしたホテル並みの施設。
部屋食は毎回手作りでバランスも見た目も美しく。
どんな小さな悩みにも深夜でも丁寧に対応してくれるスタッフ。
帰宅時間をのばして最後までつきあってくれた助産師。

それに万一の時も
大規模な施設を持つ病院と深く連携しているから安心して、と。
次男の時も「連休になると(あっちが)手薄になるから、今産もうね」と。



マニュアル通りの対応しかできない側の言い分も分かる。

でも、人に対する愛はなかった。