深呼吸する言葉・もしやそれは?

無題


もしかしたら、
愛だったのかもしれないと、
取り返しが付かないところまで来て、思う。



それでもボロ雑巾のような心境の日々は消えない。
靴音と、コピー機の音の中で埋もれたまま、
あなたに届かなかった。
叫び続けたのに。
なんどもなんどもなんども。




それとも、届いていたのだろうか?
解っていて、そうしたの?


それならばそれは、
血を流すほど心が痛む「愛」だった。


ただ、責めるだけの日々を詫びるしかない。



いまや、詫びることさえ許されないけれど。