次男は、暴れん坊だがチキンハート。 初めて「あこがれの雌牛（ガートルード）」に出会ったのに、 あったかいお乳にも触れなかったよ。

息子に母さんと居たくない、と言われた。 いつかは巣立つのだし、 今は反抗期なのだし、 私にだって身に覚えがある。 でもね、私は最後まで直接親に言わなかった。 そして20才になって、ある日突然決行したの。 家を出たよ。 言うなら、そのくらいの覚悟をも…

そうすれば、息子は人間らしくなるかしら？ 冷たくて感情の動きの少なさや 他者への思いやりの欠如が、少しはマシになるかしら？ 生かされているという感謝の気持ち、 人間とは一人では生きられないものだという真理を知るかしら？ 私は普通の家族が欲しいだ…

14才は大人と子供の真ん中だ。 だから、得体の知れない生き物のようながする。 母親としても、女としても。 ライオンなんかの群れなら そろそろ、外に出される時期だもん。 居れば、うっとうしい。 居ないと、不安。

多少色気が無い点はあるが、 欝で自棄になって道ばたで泣き出す私に、 どこまでも優しい。 家族、だからだ。 私達は時々編み目を間違えたりするが 少しずつ1枚の布を織っているのかも。

帰る故郷があるって羨ましい。 都会の人は言うけれど、 帰る故郷はあるけれど、 帰る実家はないんです。 両親は健在、友人も多数、それでも。 もし負けても、帰る家はないんです。

病気のせいだと解っていても 「衝動的に自分を消し去りたくなる」ことがある。 薬の効き目だって 人の心のすべてを支配する訳じゃないから。 それでも、 うるさくてかなわないな、 そう思ったとしても。 私が居ないと困る人たちが居る。 帰ろうと思う場所が…

年上が趣味らしい。 物陰から半分顔を出して 「・・・す、き。」 とやるので 先生方はノックアウトされている模様。 しかし範囲が広すぎる。 すでに7割の先生に言ったらしい。 いいのか？ 数打てば・・・の精神で。

何にもなかった。 事件、事故、怪我、病気、宝くじの大当たり。 幸せな1日だ。

わざわざ云わなくっても、いいんだよ。 だって、 ちゃあんとわかってるもの。でもね、 ママも、だいすきだよぉって、 ぎゅぅってするのが良いんだよね。 ２才だもんね。 言葉にしてみたくなるんだよね。 感情を言葉にできること、そのものが うれしくて、新…

たとえば、消えてしまいたくなるときでも。たとえば、爆発して粉々に砕けたいときでも。魂の戻る場所はある。 家族が居ることに、 ただ健康でそこにいてくれることに、 私は気づく。しあわせとは、そういうことだと。

動物園にお付き合い。パンダがいなくても、 ゾウがいれば２歳児はゴキゲンだ。 は虫類の研究を進めたい13才は消え、 菌類のふしぎを極めたい私は移動し、 ペンギンの前に40才＆2才のペアが残され、 待ち合わせ場所に送れると、 2才は地面に転がって泣き喚き …

誰が大切かを。何が、今は優先されるべき事なのか？どれが、捨てられる項目なのか？あきらめられるのは、なんなのか？ どんなことがあっても、この子を守る。それが本能で、使命なのだ。 ある人にはそれは執着だと一笑されれたが 男にはおそらく解るまい。 …

家族とは家庭とは、 戻る場所。何が起きても、最後に戻る場所。 自分の生家は逃げ出したかったけど、 この家族は「還る」場所にしたいと思う。

運動会で、競技の途中で気づいたらしい「あ、ここって『ガンバルトコロ』だったんだな」その後猛ダッシュ。 前夜の会話 「去年は泣いちゃったけど、どう？」「うんとね、なかないでね、はしるの。」 約束守れたね。

深呼吸する言葉・中学生の反抗期にキレる身に覚えがあるから、許せる人は…偉い！身に覚えがあるから、 あの頃の私を見ているようで、腹が立つ！ どうせ一時期と解っていても。

超えられないらしい、３段目。 いつか、超えようね。後ろにいるからね。

「早くしなさいっ」 そう叱っているときは、なにも聞こえない。 立ち止まれたなら 都会にもあふれている虫すだきも、今日の満月の声も聞こえただろうけど。

他人同士…。と心配はうれしいが、「大切なものは？」と聞かれれば全員が「家族」と答える。 血よりも濃いものは、ある。 見えにくいらしいが。

誰かは笑っているからね。それに あなたがちゃんと食べていられれば、大丈夫。